So-net無料ブログ作成
人気ブログランキングへ 拍手する
前の10件 | -

水月會 [派閥]

2017年12月22日 (金)

自民党憲法改正推進本部の議論など

 石破 茂 です。
 一昨日、自民党憲法改正推進本部の総会において、自民党としての改憲4項目についての論点整理が了承されました。憲法改正の項目を絞り込むにあたって、二次にわたる改正草案を党所属議員・党員に対して説明し、どれを改正項目として優先的に取り上げるかというプロセスを経なかったことは誠に残念です。今の時点においても我が党の党議決定である24年草案について、説明する機会を一度も持たなかった理由は一体何であったのでしょうか。
 12月16日、自民党宮城県連政治塾において憲法改正について述べる機会があったのですが、こんな話は初めて聞いた、という反応が多かったように思われました。
 24年草案の起草委員は当時の中谷元委員長をはじめとして、私を含む22人が今も現職議員であり、21年から二年にわたり本部長であった保利耕輔先生もご健在です。現在の党所属議員に説明したり、手分けをして全国の党組織を廻る人員も時間も十分にあったはずと思うと、残念です。

 改正項目を絞り込むに当たっては、なぜ今それらが必要なのかを説明しなくてはなりません。それが時代や環境の変化によるものなのだとするならば、どのように時代や環境が変わり、なぜ今の憲法では対応できないのかを明確にしなければ、国民の理解は得られません。改正した場合、現在と何がどのように変わるのかまで具体的に示す必要はないでしょうが、最低限の方向性だけは示さねばならないと考えます。

 その点、参議院の合区解消は、再来年に選挙を控えており、緊要性・時限性のあるものなのですが、焦点となる第9条については、安全保障環境の急激な変化に対応するものなのか、それとも「自衛隊は憲法違反」とする意見を払拭することに眼目があるのかを明らかにせねばなりません。
 国際法上の概念としての交戦権と自衛権は一体のものであり、本来分けて考えることは出来ません。なのに交戦権を否認されたままで本当に自衛権行使が出来るのか。臨検・拿捕は出来るのか。それなくして経済封鎖の一翼を担うことは出来ません。
 中期防や防衛大綱の見直しが具体的なスケジュールに上る中にあって、立法府によるコントロールの実効性も担保されなくてはなりません。防衛出動の下令は国会の権能として憲法に明記することにより、立法府によるコントロールがより実効性を持つものとなります。
 
 我が国最強無比の実力集団である自衛隊と国家との関係も、自衛官の使命感や正義感にのみ委ねることは、国家組織論としては本来、妥当性を欠くものです。
 もちろん今の自衛官が政府に対して反旗を翻すことは全く考えられませんが、近代市民国家の最大の課題の一つは政治と軍事の関係にあったのであり、我が国だけが例外ということはありえません。
 自衛隊を軍と認めて初めて、政軍関係が憲法上明確に位置づけられるのであり、自衛隊は警察のように行政そのものなのでない以上、政軍関係を明確化する必要があるはずなのです。

 「『自衛隊は憲法違反である』という言説が存在すること自体が自衛官に対して失礼だ」という思いは十分に理解出来ますが、自衛隊が防衛出動時に発生した事件を一般の軍事知識に乏しい裁判所で裁くこともまた、自衛官の権利を損なうことになるのではないでしょうか。
 戦前の軍法会議に多くの問題があったことは事実ですし、この言葉に暗くてネガティブなイメージがあることも確かです。だからといってこの問題を忌避してよいはずがありません。

 再来年には今上陛下が退位され、新天皇陛下が即位されます。
 24年草案においては、現行憲法第四条で「天皇はこの憲法の定める国事に関する行為のみを行い」としているのを、現行の国事行為に加えて「(その他)国または地方自治体その他の公共団体が主催する式典への出席その他の公的な行為を行う」としています。現行憲法の国事行為の限定列挙は「日本国民統合の象徴」であらせられる陛下のお立場と整合しておらず、この規定を改めることが必要なのではないかとの問題意識によるものであり、畏れ多いことであってもこれも避けて通るべきではありません。

 憲法改正、特に第9条は「ハードルが高い」と言われます。しかしハードルを乗り越える努力も行わずに最初から「どうせわからない」と決めつける姿勢が仮にあるとすれば、賛同しえません。むしろ「ハードルが高い」からこそ、国民に向けた地道な説明努力が何よりも大切なのだと思います。
 
 今度改正を行えば「日本国民が自主的に選んだ憲法」という位置づけが確定します。私はその立場には立ちませんが、根強くある「押し付け論」「無効論」は今後一切意味を持たなくなることにも注意が必要です。

 あらゆる法体系の頂点にある憲法について論じることは、我が国の在り方そのものを論じるということです。
 であればこそ、本来党所属の全議員が参加して徹底した学習を行い、侃々諤々の議論を闘わせ、地方組織においても丁寧に説明して理解を得るというのが、本来あるべき姿だと思っています。
 報道によれば「石破さんがそう(筋論を)唱えるのなら、まず他党を説得してから言ってほしい」と某ベテラン議員が語ったとのことですが、まず問われるべきは我が党の姿勢なのではないでしょうか。我が党が決然たる姿勢を示すことによってこそ、その本気度が国民にも(他党にも)伝わるのだと私は信じています。

 ほとんど私自身が見る機会はないのですが、民放のワイドショーは日馬富士の事件でもちきりのようです。貴乃花親方についても「まるでガキのようだ」などと決めつけて揶揄する論調まで見られますが、力士として、横綱として、どのような相撲を取ってきたのか、それがそもそも天覧試合を発祥とする国技である相撲道に対する姿勢に直結するのではないでしょうか。
 平成13年夏場所、貴乃花関が最後に優勝賜杯を手にした一番で、当時の小泉総理は「感動した!」との名台詞を発せられましたが、貴乃花関の相撲には「とにかく勝ちさえすればよい」などという価値観は微塵も感じられませんでした。牢固とした因習に敢然と立ち向かう姿には、貴乃花の相撲観が強く反映されているように思われてなりません。

 週末は、24日(日)午後・元鳥取県森林組合連合会 代表理事会長 森下洋一氏 叙勲受章祝賀会(ブランナールみささ)、午後6時・テレビ朝日系列「TVタックル年末スペシャル」放映(収録)、という日程です。
 今年もあと10日となってしまいました。
 皆様ご健勝にてお過ごしくださいませ。


自民党憲法改正推進本部の議論など http://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/blog/2017/12/post-9642.html
タグ:政治 派閥 政局
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:学問

かこの祖先 [日常]

年の瀬を迎え…[夜]

本当に色々な事があった2017年、平成29年。その中でもやはり特筆すべきは「希望の党」旋風[台風]フワっとした雰囲気に列島挙って包まれました[黒ハート]かくゆうわたくしもついつい夢見心地に入り浸り…[いい気分(温泉)]長続きせずに1週間で酔いが覚めてしまいましたが[あせあせ(飛び散る汗)] 9月25日(月)~10月 2日(月)。

先般。酷しい闘いでは御座いましたがなんとか現状維持は果たせました[右斜め下][右斜め下]みなさまにただただ感謝申し上げる次第で御座います(^人^)

現在を生きる私達は[ムード]
これまで生きて来たかこの祖先と[かわいい]
これから生まれて来る未来の子供達[ぴかぴか(新しい)]
との連帯の中を浮遊しています[スポーツ]

平和に成る
平成の御代もいよいよラストスパート[走る人]
みなさまも佳いお年を[射手座]
少々心細いですが[ー(長音記号1)]
私的恣意的詩的素敵な[ぴかぴか(新しい)]
忘年会ー 場所: ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町

続きを読む


タグ:日常
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

アイリッシュラテ [日常]

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

ロイヤルフィリップス [日常]


アンチエージング[あせあせ(飛び散る汗)]

今年からどうもシェービング後の肌荒れが酷くなって来たので、約10年振り、小金井市会選お手伝い以来(?)シェーバー買い換え。アンチエージングに泣く泣く投資。

CDのオリジネーターらしく、非ラダー型ノイズシェーピング(ビットストリームD/Aコンバーター)も深い郷愁に駆られる!? ブラウンからロイヤルフィリップスへ[王冠]
写真はPHILIPS S9552/26ー 場所: 衆議院第二議員会館
タグ:仕事 日常
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

日本をリセットする [政治]

わたくし5年半前に「リセット」の拙稿小論文(or短文?)描いてました…(笑)
http://tomokazu-sato.blog.so-net.ne.jp/2012-05-16
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:学問

ハルnote [日常]


信号機は誰もいない
道にも合図をくれる
愛想などない でも律儀で
誰かに似てる気がした

春の風に
世界は素晴らしいなって少し思えた
それを知らせるサインだったんじゃないかって
考えたりもしてる
行き詰まってた日々に
束の間のご褒美をくれる


春の風に
世界は素晴らしいなって少し思えた
旅路の果てに何があるのかなんて
もうどうなったっていい
優しく頬を撫でるように
風が流れていく

緩やかに解かれていく
『ハル』

続きを読む


タグ:音楽 日常 歴史
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

党本部で不審者を見つけました! [仕事]

早速、民間の警備員と衆議院衛視に通報します[phone to]

曲がりなりにも立法府の側の一員としては!!!
絶対に警視庁や警察庁には御相談致しません//
軍にも[爆弾][どんっ(衝撃)]

nice!(1) 
共通テーマ:仕事

『やわらかい風』 [日常]

世知辛い時代だとアナウンスされてるけど、

君と過ごした時間があるから~、僕は恵まれてるって言える♪



やわらかい風が吹いたら ふと目を瞑って
元気で過ごしてるかな?
そんなことを思うんだ

君の自転車の後をジョギングして
かけてく遊歩道 それで嬉しかった

何気なく笑い合えたな 会話なんてなくたって
忙しく過ごしてるかな?
風邪なんかひいていないかな?

君が抱いてた悲しみ 寂しさ もどかしさ
何にもしてやれなかったなぁ それが悔しかった

もっと大きな器で もっと優しくて
そういう僕なら君を救えたろうな

世知辛い時代だとアナウンスされてるけど
君と過ごした時間があるから 僕は恵まれてるって言える

始まりも終わりも どこかあやふやで
頭の切り替えが 上手くいかないまんま

何気なく笑い合えたな 今もそうならいいな
忙しく過ごしてるかな?
誰かと出会っているかな?

やわらかい風が吹いたら
また目を瞑って
元気で過ごしてるかな?
そんなことを思うんだ
やわらかい風が吹いたら…
やわらかい風が吹いたら…
HOME(通常盤)

HOME(通常盤)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: トイズファクトリー
  • 発売日: 2007/03/14
  • メディア: CD


続きを読む



共通テーマ:blog

七人の侍 [選挙]

DSC_4721cut×67.jpg
 時は戦国時代。二十数軒の農家からなる集落を,刀や槍を持った侍たちがのし歩いている。ある者は農民の前で槍を振り回し,ある者は農民が用意した食事をとっている。農民たちはいつも栗や麦を食べ、米の飯は盆と正月しか食べることができないのに、侍は大きな顔で米の飯をほおばっているのである。そのうち,数名の農民が村から逃げ出そうとした。見つけた親玉らしい侍が,刀をぎらりと抜いて追いかける。侍が何か叫ぶと,農民は力なく戻ってきた。
 侍に搾取(さくしゅ)される哀れな農民の姿を,ここに見ることができそうである。そのような時代に生まれなかった幸せをかみしめたくなる。上の情景は,黒澤明(くろさわあきら)が監督した名作映画「七人の侍」(東宝、1954年)のものである。この映画は、数々の国際映画賞を受賞している「世界のクロサワ」の代表作である。
 しかし、この映画で黒澤は7人の侍が農民を働かせる姿を描いたのではない。農民が侍を雇い働かせているのである。この村は,毎年,米や麦の収穫を終えたころに野武士に襲われ、丹精込めて育てた穀物を奪われてきた。戦(いくさ)の経験もない農民たちには,野武士に対抗するすべはなかった。しかし,ある年,農民の1人が,野武士に根こそぎ収穫物を奪われるくらいならば,侍を雇って野武士を追い払おうと提案する。そんなことは無理だ,と主張する村人もいて意見は分かれたが,村の長老の決断で戦うことに決した。農民たちは飯をたらふく食わせると約束して7人の侍を雇い,村へと連れてきたのである。
 村に来てからは,侍たちは,野武士の襲撃に備えて農民たちに村の周りに堀をめぐらさせ,柵を設けさせる。また,竹槍を持たせて戦い方を教えるのである。しかし,彼らには,戦の専門家として村人に戦い方を教えることだけが期待されていたわけではない。
 農民たちの中には,野武士と戦うことに尻込みする者もいた。農民が自分の利益を最大にしようと考えて行動するとしよう。農民は,たとえ戦争を恐れる臆病な農民でなかったとしても,「自分一人くらい戦いに参加しなくても,残りの農民がみんなしっかり戦ってくれれば問題はない」と考える。幸運にも戦いに勝てば,自分は戦いで傷つくコストも被らずに,野武士たちの襲撃から自分の作物を守れるからである。戦いに負けた場合も,戦闘に加わらなければ殺される確率も低いであろう。
 しかし,残念ながら世の中はそれほど甘くはない。他の農民も同じように考えて,戦わないからである。そうなると,いくら手練(てだれ)の侍が7人いても,村を守ることはできないであろう。そこで侍たちには,村人が自分だけ戦いから逃れて「ただ乗り」(フリーライド)することを防ぐ役割も期待される。訓練せずにさぼる村人に,侍は「さぼるんじゃない」と叱咤(しった)するのである。
 映画では,さらにドラマチックなシーンが展開する。侍は,村を守るためには川向こうにある3軒の家はあきらめて,川のところに防衛線を引く作戦を立てる。そのことを知らされた川向こうの農民は,「自分の家捨てて他人の家守るために,こんなものを担ぐこたあねぇ」と竹槍を投げ捨てた。これを見た侍のリーダーは,「待て,その槍を取れ,列へ戻れ!」と叫び,刀を抜きはなったのである。「あの3軒を守るために,村を滅ぼすわけにはいかん。村なくしてあの3軒が生き残る道もない。他人を守ってこそ,自分も守れる。戦とはそういうものだ。おのれのことばかり考える奴は、おのれをも滅ぼす奴だ。そういう奴は・・・・・・」と大声を響き渡らせつつ,侍は逃げようとする農民たちに向かって走ったのである。農民たちは,あわてて槍を拾い列へ戻ることになる。「七人の侍」の見せ場の一つである。
 この場面を,事情を知らずに見ていれば,侍が農民をいじめるだけの図になる。しかし,見てきたように,ここでは侍は農民たちがさぼったり,個別の事情で協力しない行動に出たりすることを防ぐ役割を果たしているのである。侍が,剣や槍を持ち武術にすぐれているがゆえに,ただ乗りを効率的に防げるのである。そしてそのことは,結局は農民の利益を守ることになっている。野武士の襲撃から村を守るという「共通の目的」は,その村に住んでいる農民たち「本人」だけでは実現できない。それは,本人が戦になれていないからだけではなく,「ただ乗り」を防ぐことができないからである。そこで,「代理人」として侍を雇い,戦の仕方を教えてもらうだけではなく,みんながさぼらないように強制してもらうのである。

序章 「七人の侍」の政治学 INTRODUCTION
『政治学』(初版)有斐閣2003
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問
前の10件 | -
メッセージを送る